データ作成・入稿について
※注文手続きの最後で印刷データの入稿手続きが必要になりますので、あらかじめ準備しておくようにしてください。
完全データ入稿(PDF入稿)とは
当サイトで言う完全データ入稿とは、お客様が作成された印刷用データをPDF形式に変換し、当社にご入稿いただく方法です。この形式では、お客様ご自身で印刷に適したデータを準備いただくため、以下の点を事前にご確認ください。
PDF入稿の流れ
1. データ作成
本文データと表紙データをそれぞれ作成してください。
・表紙データ:表1(表紙)、背表紙、表4(裏表紙)を見開き形式で作成してください。
背表紙(背幅)=商品ページより本文用紙を選択すると1枚当たりの厚さが表示されますので計算にご利用ください
・本文データ:見開きではなく単ページ(1ページ)で作成してください。
2. 表紙・本文は一緒にしない
上記のデータを以下のようにPDFで保存し、それぞれ別ファイルに分けてご入稿ください。
- 単ページ本文データ:1つのPDFファイル
- 見開き表紙データ:1つのPDFファイル
3. 最終的に、合計2つのPDFファイルを入稿してください。

対応ソフトウェア別 PDF作成ガイド

本文の設計(1)塗り足し
印刷物は規格サイズより大きい用紙に印刷して仕上がり線で裁ち落とします。仕上がりの大きさでデータを作成した場合 印刷製本工程で起こるズレにより、紙の端に白い部分ができたり、文字が切れてしまうことがあります。
1)白い部分ができないようにするためには、仕上がり線よりも上下左右各3㎜大きく用紙を設定します
このことを「塗り足し」と言います。
2)文字や画像が切れないようにするためには、仕上がり線から3mm以上内側に文字を配置します。
これで、紙面がきれいに仕上がるようになります。
※一般的に文字ものの本(小説・エッセイなど)は塗り足しが不要(インデックス代わりにわざと紙端に絵柄を入れたりする場合を除く)
※写真集やアートブック等は仕上がり線まで絵柄をデザインすることが多いためほとんどの場合塗り足しが必要です。作りたい本に塗り足しが必要か必要ではないかを決めてから書式設定やサイズ設定をお願いします。


本文の設計(2)余白・マージン
文字もののレイアウトは読みやすさ、写真やイラスト集は見やすさで考えます。サイズいっぱいにテキストや画像を配置すると
読みづらくなったり見づらくなったりと、とても重要な要素です。
紙面の余白は のど・小口・天地余白といいます。
のどは、本の綴じ目に沿った部分で、狭すぎると本を開いたときに内側の文字が読みづらくならないように設計します。
一般的にはのど15㎜~25㎜、最低でも10㎜はとってレイアウトしてください。また小口や天地余白(マージン)も最低10㎜以上とってレイアウトすることをお勧めいたします。
表紙の設計
表紙は【表表紙、裏表紙、背表紙】を 1 つの画像にして作成します。
表紙の用紙設定は【本の規格サイズ+背幅+本の規格サイズ】の見開きで作成します。背幅は【用紙の厚さ×総頁数÷2+1㎜】の計算式で求めます。
ブックカバーが無い仕様では表紙はその本を表現する重要な部品です。
※背表紙に文字を入れる場合、最低4㎜の背幅が必要です。文字を7ポイント位にするため、書体によってはうまく印刷できない場合もありきれいな仕上がりを保証出来ません。4㎜に満たない場合は本文を厚みのある用紙にしたり遊び紙を入れるなどの工夫が必要です。
下記は規格サイズA5背幅15㎜右綴じ(右開き)の設計図
ブックカバーの設計
カバーは表紙の上にかけるので左右に折り返しが必要です。最低85㎜で設計してください。
ISBNについて
ISBNは国際標準図書番号で書籍の書店流通、オンライン書店(アマゾンe託販売)、図書館(国会図書館は不要)などで必要な識別番号です。
オンデマンド出版における当サイト内販売、イベントでの販売、趣味で楽しむ書籍には必要ありませんが、販売促進活動やマーケティングでも使用され、web媒体や広告にはISBNは必須と言えるでしょう。当サイトでは基本的に取得をお勧めします。
当サイトでのISBN標記は以下の通りです。
奥付見本
奥付とは書誌情報を記載した以下のようなものです。書籍の最終ページ付近にあります。
【動画】Word・Canvaを使った表紙の作り方
📚 Word派?Canva派?表紙デザインの新しい選択肢
本の表紙は、読者の目を引き、作品の第一印象を決める大切な要素。最近では、Canvaを使って表紙を作成する方が増えてきています。
🎨 Canvaの魅力
Canvaの魅力は、その手軽さとデザイン性の高さ。 ※ご利用は会員登録が必要です(無料)
✔ 1から自由にデザインすることも、
✔ 豊富なテンプレートを活用して、直感的な操作で仕上げることも可能。
✔ フォントや画像も充実しており、特別なスキルがなくてもプロ並みのデザインが作れます。
📄 まだまだ根強いWord派
とはいえ、長年Wordに親しんできた方の中には、「やっぱりWordの方が使いやすい」という方もいらっしゃるでしょう。
Wordで細かくレイアウトを調整しながら作ってきた方も多いはず。
WordとCanva、どちらのツールも、アイデア次第で魅力的な表紙が作れます!動画を参考にしながら、ぜひご自身に合った方法でデザインしてみてください。デザインについてのご相談も随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください!


背幅を計算して表紙作りにトライしてみてください!!
用紙名の後ろの◎は文字物中心の書籍用(弊社のブックスプラン) ☆はイラストや写真集など(弊社のフォトプラン)で選択することができます。
※ 背幅は見返しの有無や糊の付き具合で若干の誤差が出ます。下記のツールでは誤差分1mmを足した数字が計算されるようになっています。※また、背幅4mm以下で文字等を入れた場合、印刷時のズレやデータの状態によってはきれいに見栄え良く仕上がらない事が多くありますのでご了承ください。
本の背幅計算ツール
印刷データ3つの入稿(送付)方法
(※取扱商品によっては入稿手続きが不要の場合もあります)入稿前に必ずご確認ください
- 本文は単ページに作成され、ページ順にまとまっていますか?
- 表紙は見開きで作られ背幅は適当ですか?
- サイズが注文した印刷物の仕上がりサイズに合っていますか?
- 表紙、本文共に上下左右3mmの塗り足しをつけていますか?
- フォントが正しく埋め込まれている、またはアウトライン化されていますか?
- カラーモードはCMYKになっていますか?
- 埋め込む画像の解像度は300dpi以上を推奨します。
以上をご確認の上入稿をお願いします。